相当昔のマザーASUS MEBをFedora7でファイルサーバにしているのだが、SATAのHDDが1台余ったので、増設しようと考えた。当然古いので、SATAのインターフェイスなどついていない。そこで、玄人志向のSATARAID-PCIを使おうと考えた。こうすれば、BIOSによるHDD容量の壁の問題も回避できる。一応BIOSのアップデートは行って120GBまでのHDDはOKにはなっているが。1999年頃の物でBIOSは、2002年にMEB Beta BIOS 1014.003となりBIOSのバグが修正され、120GBまではつなげるようになった。Betaで終わってしまったというところが悲しいところだが。
MEBは、440BXチップセットで、Socket370仕様でPPGA Celeronに対応している。CPUはCeleron533をつんで動かしている。対応CPUはCeleron300AからCeleron533まで。
取り付けは、簡単に終了
まりということで、まあいたし方のないところか。
さて、設定が結構大変かなあ。
まず起動してみる。Fedora7の豊富なドライバーでSATARAID-PCIは問題なく認識。
fdiskで認識状況を取ってみる。
fdisk -l
Disk /dev/sda: 120.0 GB, 120034123776 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 14593 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
中略
Disk /dev/sdb: 122.9 GB, 122942324736 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 238216 cylinders
Units = シリンダ数 of 1008 * 512 = 516096 bytes
中略
Disk /dev/sdc: 164.6 GB, 164696555520 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 20023 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
/dev/sdcで認識されている。WindowsXPで使用していたので、そのパーティションが見えている。
そこで、こいつを削除して、新しいLinuxのパーティションを作成。
fdisk /dev/sdc
pコマンドでどう認識されているか確認
コマンド (m でヘルプ): p
Disk /dev/sdc: 164.6 GB, 164696555520 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 20023 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
中略
dコマンドで領域の削除
コマンド (m でヘルプ): d
沢山あったので、繰り返して削除。全部消し終わったところで、次に、nコマンドで新しい領域を作成。
コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4) p
↑-基本領域を作成
領域番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-20023, default 1):
↑- Enterで最初から
Using default value 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-20023, default 20023):
↑- Enterで最後まで
Using default value 20023
うまく取れたかpコマンドで確認
コマンド (m でヘルプ): p
Disk /dev/sdc: 164.6 GB, 164696555520 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 20023 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdc1 1 20023 160834716 83 Linux
wコマンドでHDDに領域情報を書く
コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!
領域は取れたので、フォーマット。今回は、LVMは使わず直にマウントするつもり。
mkfs -t ext3 /dev/sdc1
つづいて、home3のディレクトリにマウントするつもりなので、ディレクトリを作成。
mkdir /home3
そして、マウント
mount -t ext3 /dev/sdc1 /home3
これでめでたく、ディスクの増設終了。玄人志向のカードはRAID機能もあるが、今のところ使用していない。もったいないかなあ。
以外に、簡単にできてしまった。古いマザーもこれで、最新のSATAディスクが増設できるようになった。
ただ、残念なことに、SATA2にするにはPCI-Expressを要求するカードが多い。またそのくらいでないと速度的に意味のないところなのだろう。