現在のカメラは、どんどんと自動化が進んでいる。昔は、経験をつんでやっと撮れるような画像が、今は自動で簡単に撮れる。マニュアル撮影から最初に自動化されたのは露出。シャッタと絞りだ。今はもう完璧に自動で撮れる。次にピントだ。オートフォーカスも今はほとんど問題ない程の精度である。手で合わせるより確かな場合すらある。次に来るのはなんだろう。今どうもならない自動化されていないものは、シャッターチャンスだ。ファインダーを覗いてここぞと思った瞬間にシャッターボタンを押すとその瞬間が撮れるかというと、それは絶対に無理だ。いくら訓練しても、高級なカメラを買ってもだめだ。なぜか。人間の網膜に画像が映って、それが視神経を通り、大脳の視覚野で認識されるのに個人差もあるが、0.1から0.2秒かかる。つまり、人間の見ている画像は、実際起こっている画像より遅れているのである。さらに、脳でシャッターを押すかどうかを判断し実際に指が動くまでまた0.1から0.2秒。訓練すればもっと早くなるとは思うが....。これは、ものさしを他の人に持ってもらい手を開いてものさしを落としてもらい、ものさしの先端がゆび先にきたら掴むといった実験で検証できる。だいたい遅れて掴んでしまう。
ちなみに、陸上のスタート時に0.2秒より早いとフライングとなるそうだ。0.2秒以下は人間では反応不可能としているそうだ。
これを解決できないものか。実はカシオのデジカメ(EX-FH20)などでは、シャッターボタンを押す前の画像が撮れる機種もある。
つまり、オートフォーカスや自動露出が作動している間は、画像を記録しつづけ、一定の割合で消していき。シャッターボタンが押されたら、設定した人間の遅れる分の前の画像を記録する。この間ミラーは上がりっぱなし、ライブビューの状態となる。これならもう一眼レフのミラーは過去のものになるのかなあ。
風景写真などでは余り関係ないことだが、ポートレイトとか鉄道写真、鳥の写真では絶大な威力を発揮すると思うのだが。
そういうカメラ出ないかなあ。SONYさんNikonさんよろしくおねがいします。
夢のカメラ
現在のカメラは、どんどんと自動化が進んでいる。昔は、経験をつんでやっと撮れるような画像が、今は自動で簡単に撮れる。マニュアル撮影から最初に自動化されたのは露出。シャッタと絞りだ。今はもう完璧に自動で撮れる。次にピントだ。 … “夢のカメラ” の続きを読む