SH-2 CPU 備忘録
○SH2の汎用レジスターは32ビット構成のものが、R0からR15まで
16個。
R0は、インデックスレジスターとしての機能を持つ。また、いくつかの命令では
オペランドをR0に固定している。
R15は、ハードウエア・スタック・ポインターとしての機能を持つので、
サブルーチン呼び出しでは使用しないようにする。
C言語でのプログラミングでは特に気にする必要はないか。
○コントロールレジスター
ステータスレジスター(SR)・グローバル・ベース・レジスター(GBR)
ベクター・ベース・レジスター(VBR)の3つがあります。
・SR 各種フラグが格納されています。
T … 条件付分岐命令で使用するフラグ
S … 積和命令で使用するフラグ
I1~I3 … 割り込みマスク・ビット
M・Q … 除算命令で使用するフラグ
・GBR 間接アドレッシング・モードのベース・アドレスを格納するレジスターです。
・VBR 例外処理ベクター・テーブルのベース・アドレスを格納するレジスターです。
通常ベクターテーブルはメモリーの先頭にありますが、このレジスターにアドレスを
設定すると、RAM上など、他のメモリーアドレスにベクターテーブルを移動させる
ことができます。
OSなどを使用する場合は大変便利な機能です。
○システムレジスター
乗算と積和の演算に使用する(MACH・MACL)、サブルーチンからの戻り番地を
格納するプロシージャ-・レジスター(PR)、プログラムカウンター(PC)があります。
TOPへ戻る
SH2 CPU Programinng. 2005.11.09 First Edition.